環境エネルギーソリューションで生成AI活用、BizStack Assistantによるデータのナレッジ化と顧客価値創出が可能に
社名 | パナソニック株式会社 |
業種 |
電気機器 |
利用サービス | BizStack Assistant |
💡IoTビジネス開発 💡データ可視化 💡遠隔監視 💡ベンチャー共創 💡業務効率化 💡センサーメーカー
- パナソニックからお客様への提案時にはプロダクト情報だけでなく、導入の効果を示す必要があるが、膨大なデータから最適な情報を探すことが難しく、属人的になりがちで一貫した情報の提供が困難だった。
- お客様に対して具体的かつ専門性の高い提案ができていなかった。
- 蓄積されたデータがナレッジへ変換されたことで、お客様への提案力が向上し、結果として顧客満足度の向上が期待できる。
- 誰でもデータが活用しやすくなり、お客様のレポーティング力も強化されることで、顧客価値の向上に貢献できる。
パナソニック株式会社は、カーボンニュートラル社会に向けてグループが掲げる長期環境ビジョン「Panasonic GREEN IMPACT」の一環として、事業活動で消費するエネルギーを100%再生可能エネルギーで賄うことを目指す「RE100ソリューション」の実現を目指しています。この取り組みの一環として、純水素型燃料電池と太陽電池、蓄電池を組み合わせた自家発電システムを採用した実証施設「H2 KIBOU FIELD」を2022年4月から稼働開始しました。この実証プロジェクトを通じて、パナソニック株式会社はエネルギーマネジメントのノウハウとデータを蓄積し、効率的なエネルギーの地産地消を実現しています。今回は、パナソニック株式会社 グローバル環境事業開発センター様にお話を伺いました。
純水素型燃料電池
導入前の課題
幅広いデータからお客様に最適な情報を選び出すことの難しさ
環境エネルギーの分野では、ソリューションを提案する際に、プロダクトの情報だけではなく脱炭素経営における導入の効果を定量的かつ具体的に示す必要があります。しかし、幅広いデータからお客様に最適な情報を選び出して提供することは誰もができるわけではありません。現状、この作業は属人的でその情報にもバラつきがでてしまっています。例えば、台風時のシステム稼動状況のようなデータや情報をすぐに取り出せないため、お客様に対して具体的かつ専門性の高い提案ができていませんでした。
導入の効果
蓄積されたデータが「ナレッジ」へ変換されたことで、お客様への提案力が向上
BizStack Assistantにより、蓄積された「データ」を「知識(ナレッジ)」へ変換できるようになります。これによって、お客様への提案力が向上し、結果として顧客満足度が上がることが期待されます。
また、BizStack Assistantを使用することで、パナソニックのソリューションが提供する価値や実証施設の運用データをバラつきなくアウトプットできます。その結果、これまでの属人的な顧客対応では理解を得にくかったソリューションの非財務価値をより深くご理解いただくことに繋がっています。引き続き導入後の経過を観察し、顧客満足度の向上を定量化していきます。
本プロジェクト構成図
今後の展望
カーボンニュートラルを実現するための社会課題解決に貢献するサービスを目指して
将来的には、パナソニックのソリューションを導入いただいたお客様が、内部で脱炭素経営を推進できるようにサポートしていきます。レポーティング力を強化することで、環境性などの非財務価値を示すデータを提供できるようになります。これにより、お客様のICP獲得や補助金の獲得などのクレジット創出機会を拡大でき、顧客価値を高めることができると考えています。
また、蓄積された「知識(ナレッジ)」をさらに上位の「知恵」へと昇華させ、専門性の高いコンサル機能にアップデートし、カーボンニュートラルを実現するための社会課題解決の一番地として選んでいただけるサービス事業を目指します。