あらゆるセンサーをつなぐゲートウェイソフトウェア
既存ビジネスオペレーションのデジタルトランスフォーメーションにはすでに利用されている機器や後付センサーの導入によりスムーズに実現できます。
MODEゲートウェイの特長
100台以上のセンサーを接続できる非同期データ収集アーキテクチャ
PoCで1つのセンサーから数時間データを収集することは簡単ですが、実際にはセンサーが1台ということはまずありません。MODEゲートウェイソフトウェアは、堅牢な非同期データ収集アーキテクチャにより100台を超えるセンサーからの同時データ収集を可能としています。非同期プログラミングは開発が難しいですが、スケーラビリティに優れたソフトウェアを実現できます。
長期安定性
1ヶ月、あるいは1年間を超える期間、データを収集しつづけるのが本格運用後のデータ収集システムです。WiFi、Bluetoothを含め、無線を利用する環境ではほぼ必ずといっていいほど通信エラーが発生します。単純なプログラムでは1ヶ月以上の連続データ収集を行うことは容易ではありません。人間が介在し、リスタートなどを行わなければならないようなシステムでは、遠隔地からのデータ収集はまず業務的には不可能です。MODEゲートウェイは入念なエラーハンドリングとエラーリカバリーの仕組みで数カ月間を超える無人連続運用を可能としています。
100%データ到達保証
実運用で問題になるのがデータの欠損です。長期運用ではWiFiや4G/5Gネットワークの一時的な不安定な電波環境が必ず発生します。この間のデータが送信エラーになってしまった場合、再送機能の実装をしっかり行わないと、この間のデータを失ってしまいます。さらに単純な送信のリトライだけでは数秒後にやってくる次のデータの送信をどのようにハンドルするのか、などといった問題が発生します。MODEゲートウェイではクラウド側のシステムと連携をしてデータの到達保証を実現しています。送信が不可能な場合はローカル記憶にデータを一時的に退避しておき、通信回復を待ってout-of-order送信を行い、クラウドシステム側で適切な場所にデータを差し込むことでデータの到達保証を実現しています。
ARM, x86, MIPSアーキテクチャを含むあらゆるLinux, Android環境を動作可能
MODEゲートウェイは高いポータビリティを持っているため、ハードウェアリソースの制約されたものも含めあらゆるLinux環境で動作することができます。また、Android版ゲートウェイソフトウェアによって業務端末として使われているスマートフォンやタブレットを使ったデータ収集システムの構築も容易です。
あらゆるセンサー・機器が接続できるプラグイン機能
多くのIoTソリューションは垂直統合型で、ソリューションを提供する企業のデバイスしか使えないものがほとんどです。拡張性のないソリューションではビジネスのデジタルトランスフォーメーションは不可能です。MODEゲートウェイソフトウェアにはセンサーサービスプラグイン機能が備えられており、各社から発売されているあらゆるセンサーをサポートできます。標準でサポートされているセンサーは30種類以上、MODbus, CANbus, Zigbee等、各種業界標準プロトコルにも対応しています。
新規センサー・機器を迅速にサポートするLocal API
特殊なセンサーや自社独自の機器なども迅速にサポートします。弊社の経験豊富なエンジニアがセンサー対応を行うだけでなく、お客様自身でゲートウェイの「ローカルAPI」を利用することで、任意の言語を使ってセンサーからのデータ収集プログラムを追加統合することができます。
OTAアップデート対応で継続的にシステム改良
実世界データ収集システムは一度開発して終りではありません。アジャイル的に実際に収集したデータを分析し、他に必要なデータを収集したりしながらビジネスゴールを達成するためのものです。運用開始後のセンサー追加、機能改良やバグフィックスなどを実現するため、MODEゲートウェイにはOTAアップデートクライアントが搭載されており、MODE OTAアップデート機能を利用して、遠隔地に設置されたゲートウェイに新しいファームウェアを配信・システム更新することが可能です。
本格的なデータ収集システム構築に最適
MODEゲートウェイは、本格的なデータ収集システムを構築するためのMODEコンポーネントの一つです。他の様々なコンポーネントと連携して企業のデジタルトランスフォーメーションを短期間に確実に実現します。
カメラからの動画収集
カメラからクラウドへ動画の収集が可能です。カメラは複数メーカー機器に対応しています。ハードウェア対応の部分の負担が大幅に軽減されます。
AI画像処理を含むエッジ処理プラットフォーム
カメラやセンサーからのデータに対し、エッジ側で処理を行うことが可能なゲートウェイソフトウェアを提供し、カメラからの動画ストリームに対しAI画像処理するシステムの稼働が短期間で可能になります。
IoT環境に最適なゲートウェイハードウェア
Intel® NUC 11
BLEなど様々なインターフェースに対応可能なMODEの標準ゲートウェイ。ドングルによる機能拡張も可能。
プロセッサ | Intel Celeron Processor N4505 (4M Cache, up to 2.90 GHz) |
HDD | 32GB SSD |
メモリ | 4GB DDR4-2933 1.2V SO-DIMM |
ネットワーク | Gigabit Ethernet, Intel® Wireless-AC 9462 + Bluetooth 5.1 |
I/O | 2x front USB 3.2 Gen 1/ 2x rear USB 3.2 Gen 2/2x USB 2.0 |
外寸 | 135mm × 115mm × 36mm |
電源アダプタ | AC 125V/7A C5タイプコネクタ |
電源アダプタの電圧/ワット数 | 19V/65W |
Cassia Networks E1000
見通しの良い場所で最大300mのBluetooth の長距離通信、最大40台のBLEデバイスにペアリング・接続するBLE専用ルーター(屋内向け)
プロセッサ | クアッドコア ARM Cortex-A5 クアッドコア,最大1.5GHz |
HDD | 4GB eMMC |
メモリ | 256MB RAM DDR3 |
ネットワーク | Wi-Fi (802.11 a/b/g/n/ac) |
I/O | Bluetooth 4.x LE, 5 |
外寸 | 164mm × 164mm × 62mm |
電源アダプタ | Power-over-Ethernet (PoE) : 802.3af/at 準拠ソース Micro-USB : DC 5V, 2.0A |
Cassia Networks X2000
見通しの良い場所で最大400mのBluetooth の長距離通信、最大40台のBLEデバイスにペアリング・接続するBLE専用ルーター(屋内外向け)
プロセッサ | CPU: ARM Cortex-A5 クアッドコア,最大1.5GHz |
HDD | 4GB eMMC |
メモリ | 1GB RAM DDR3(Approximately 700MB for Container) |
ネットワーク | Wi-Fi (802.11 a/b/g/n/ac) |
I/O | Bluetooth 4.x LE, 5 |
外寸 | 254mm × 185mm × 185mm |
電源アダプタ | Power-over-Ethernet (PoE) : 802.3af/at 準拠ソース 12V DC 電源対応 |